投球姿勢に関する誤解〜ワインドアップ・ノーワインドアップとワインドアップポジション〜


 「ワインドアップポジションからだって牽制球は投げられるんだよ」と言うと「うっそぉ〜」と驚く人が少なからずいます。”セットポジション”と言われたら、多少なりとも野球に馴染みのある方なら誰もが同じ光景を思い浮かべることでしょう。ですからここで敢えて説明はしません。正確に理解しているかどうかは別にして、イメージとしてはみなさんが頭に思い描いたソレです。それくらい認知度の高い言葉だという事です。たぶんどなたも異論はないでしょう。一方、ワインドアップポジションはどうでしょう。「振りかぶって投げるアレでしょ?」とか「ワインドアップなら知ってるけどポジションが付くと何か違うの?」とか人によって少し反応が違うかもしれません。そもそも”ワインドアップポジション”なんて言葉を日常の野球生活(?)の中で耳にすることはまずありません。テレビでもラジオでも新聞でも雑誌でも、そんな言葉は使いません。”ワインドアップ”ならいくらでも出てきますけど。ワインドアップポジションというのはルールの中で定義され、詳細に説明されている言葉ですが、ワインドアップはルールの中で定義も説明もされていない言葉で、つまりは通称という事になります(ワインドアップという言葉そのものは公認野球規則の中で一箇所出てきますが説明はありません)。さて、この二つの言葉の違いはどこにあるのでしょうか。

 まずは公認野球規則”8.01(a)ワインドアップポジション”を引用しておくことにします。少し長いので、ひとまず読み飛ばしてもらって、後の文章で関連する箇所がでてきたらそこを読み返して頂ければ結構です。

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8.01(a)ワインドアップポジション
 投手は、打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか、投手板の前縁に触れて置き、他の足は、投手板の上に置くか、投手板の後縁およびその延長線より後方に置く。
 この姿勢から、投手は、
  @打者への投球に関する動作を起こしたならば、途中で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。
  A実際に投球するときを除いて、どちらの足も地面から上げてはならない。ただし、実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き、されに一歩前方に踏み出すこともできる。
 投手が軸足の全部を投手板の上に置くか、投手板の側方にはみ出さないようにその前縁にピッタリと触れて置き、他の足を投手板の上か、投手板の後縁およびその延長線より後方に置いてボールを両手で身体の前方に保持すれば、ワインドアップポジションをとったものとみなされる。
【原注一】投手は軸足でない足(自由な足)を投手板から離して置くときは、投手板の後縁とその延長線の後方に置くことを許している。ただし、投手板の両横に置いてはならない。
 投手は自由な足を一歩後方に引いてから一歩踏み出すことは許されるが、投手板の両横、すなわち一塁側または三塁側へ踏み出すことは許されない。
【原注二】本条(a)項の姿勢から、投手は、
  @打者に投球してもよい。
  A走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球してもよい。
  B投手板をはずしてもよい(ボールを両手で保持した投手は、投手板をはずしたら必ず両手を身体の両横に下ろさなければならない)。投手板をはずすときには、最初に軸足からはずすべきで、自由な足を最初にはずすことは許されない。
 また前記の姿勢から、セットポジションに移ったり、ストレッチをすることは許されない。
−−違反すればボークとなる。
【注】投手が投球に関連する動作をして、身体の前で両手を合わせたら、打者に投球すること以外は許されない。したがって、走者をアウトにしようとして塁に踏み出して送球することも、投手板をはずすこともできない。違反すればボークとなる。
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 日常我々が使っている”セットポジション”という言葉と”ワインドアップ”という言葉には決定的な違いがあります。それは、セットポジションは投球動作に入る前段階を指す言葉であるのに対し、ワインドアップは投球動作そのものを指す言葉だという事です。つまり、ワインドアップという言葉はセットポジションという言葉と対を成す言葉ではないという事です。では、セットポジションと対を成す言葉は何でしょう。それがワインドアップポジションなのです。我々が日常耳にする、あるいは用いている「ワインドアップ」という言葉は、投球動作を表す言葉です。「ワインドアップモーション」と言っても良いでしょう。実際にそういう言葉も使われます。逆に、ワインドアップポジションというのは、投球動作に入るまでの状態を指すのであって、投球動作を含んだものではありません。

 上の公認野球規則8.01(a)では見出しがワインドアップポジションとなっていますが、その言葉そのものを説明しているのは冒頭からの数行、
「投手は、打者に面して立ち、その軸足は(投手板の側方にはみ出さないように)全部投手板の上に置くか、投手板の前縁に触れて置き、他の足は、投手板の上に置くか、投手板の後縁およびその延長線より後方に置く。」
という部分です。その後続く「この姿勢」という言葉が指すのがワインドアップポジションで、つまり、この姿勢(=ワインドアップポジション)からは、
「@打者への投球に関する動作を起こしたならば、途中で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない。」
という事や、
「A実際に投球するときを除いて、どちらの足も地面から上げてはならない。ただし、実際に投球するときは、自由な足(軸足でない足)を一歩後方に引き、されに一歩前方に踏み出すこともできる。」
という事が決められているというわけです。
 【原注二】の「本条(a)項の姿勢」も同様に「投手は・・・延長線より後方に置く。」=「ワインドアップポジション」を指しており、つまりワインドアップポジションから牽制球が投げられる事が、ここに明記されているわけです。

セットポジションの場合と対比して、投球の手順を整理してみると分かり易いと思います。

(W)ワインドアップポジションからの投球
   投手板に位置(ワインドアップポジション)→投球動作(例えばワインドアップ)
(S)セットポジションからの投球
   投手板に位置→準備動作(ストレッチ:しなくても良い)→完全静止(セットポジション)→投球動作

 ところが、世に出回っているルール解説本の類には、このあたりが曖昧であったり、明らかに間違いが記述されているものがあります。例を挙げてみましょう。
まずは成美堂出版の3冊。文庫サイズでどこの本屋にでも置いてある手軽な本ですから、持っている方もかなり多いでしょう。
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◆解説 野球ルール(大島信雄著 成美堂出版 1997年)P.69
「また、ワインドアップポジションをとった投手が、走者をアウトにしようとして足を踏み出して送球することも、投手板をはずすことも許されません。違反はボークです。」
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なわけないでしょ。足を踏み出して塁に送球することもできますし、投手板をはずすこともできます。いわゆる(投球動作の)ワインドアップと(投球動作の前段階である)ワインドアップポジションを混同しているからこんな記述になるんです。

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◆図解 軟式野球ルール(名取幸一著 成美堂出版 2001年)P.176
「ワインド・アップ・ポジションとは、両手を頭上に振りかぶって投げる一般的な投球フォームのことです。」
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ご冗談を。それはいわゆるワインドアップ(ワインドアップモーション)です。そしてこの本では、この後、「ワインド・アップ・ポジションの投げ方」という何とも珍妙な見出しで、公認野球規則の”8.01(a)ワインドアップポジション”とほぼ同じ(そっくりと言った方がいいかも)内容の文章が書かれています。にもかかわらず上で書いたような一文もあるわけで、要するに8.01(a)の内容は理解してなくて、ただ丸写ししただけと思われても仕方のないオソマツな記述というわけです。おまけにご丁寧にも180ページには、ワインド・アップ・ポジションというキャプション付きで、頭上に両手を振りかぶった投手の絵まで載っています。何とも念の入った間違えようです。

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◆わかりやすい 野球ルール(平光清監修 成美堂出版 2001年)P.70
「ワインドアップポジションは走者がいないときにとる投球姿勢です。一度この投球姿勢をとると、投球以外の動きは許されず、投手板をはずすと規則違反になります。」
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ひどい有様です。「走者がいないときにとる投球姿勢」というのは、技術解説書なら許せますが、ルール解説書の記述としては許容範囲を越えています。走者がいるときにワインドアップポジションをとってもルール違反でもなんでもないんですから、そんなの投手の勝手です。しかも投球以外はダメで、投手板ははずせないなんてウソばっかり。やはりこれもワインドアップ(ワインドアップモーション)とワインドアップポジションを混同した記述になっていると思われます。平光氏が監修になっていますが、たぶん名前だけ貸していて中身にはノータッチなんでしょう。野球のルールなんか何にも知らないライターが適当に書いてるんじゃないでしょうか。

同様に文庫サイズで手軽な有紀書房の一冊にもこんな誤りがあります。
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◆野球ルール2001年版(庵原英夫著 有紀書房)P.41
「ワインドアップは、軸足(右投手なら右足、左投手なら左足)は@全体を投手板の上に置くかA投手板の前縁に触れて置き、もう一方の足は@投手板の上に置くかA投手板の後縁および延長線より後方に置くようにします。」
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って、それはワインドアップポジションの説明でしょう。要するにこれも、ワインドアップポジションとワインドアップを混同してるわけですね。
とまあこんな有様で、ワインドアップとワインドアップポジションを混同しているルール解説本が堂々と書店で何冊も並んで売られているというのが現状のようです。
ワインドアップとワインドアップポジションという二つの言葉の意味するところの違いをきちんと理解していないと、せっかくルールブックを見ても正しい理解ができず、上で挙げた解説本のようなデタラメを信じ込んでしまうことになるのです。気をつけたいものです。

 さて、もう一つ問題なのがノーワインドアップです。もちろんこれも通称で、しかもこれはワインドアップと違ってただの一箇所たりともルールの文面に出てこない言葉ですから、通称中の通称と言っても良いでしょう。では、ノーワインドアップとはどういう状態(あるいは動作)を指して言う言葉だと思いますか?

 『わかりやすい公認野球規則1991』(鈴木美嶺 /ベ−スボ−ル・マガジン社 1991/04出版)に、8.01(a)に関して次のような記述があります。

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(a)項後段の「投手がボールを両手で身体の前方に保持すれば」という規定は、いわゆる“ノーワインドアップ”の姿勢で投球する投手が投球姿勢をとる順序を規定した条文である。
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 もし、この記述が正しいとするならば、投手が投球動作に入る前の姿勢でノーワインドアップでの投球という事が決定するという事になってしまいます。
つまり、投球動作が、
(1)両手を組まない状態から行われるものがワインドアップ
(2)両手を組んだ状態から行われるものがノーワインドアップ
という具合に読み取れます。
これだと、
(A)両足を投手板上に置き、両手を組まない状態から自由な足を一歩後ろに引きながら腕をスイングして頭上に振りかぶり、投球したらワインドアップ
(B)両足を投手板上に置き、両手を組まない状態から自由な足を一歩後ろに引きながら腕をスイングして胸の前で組んで保持し、投球したらワインドアップ
(C)両足を投手板上に置き、両手を組んで胸の前に保持した状態(まだ投球動作には入っていない)から自由な足を一歩後ろに引きながら頭上に振りかぶり、投球したらノーワインドアップ
(D)両足を投手板上に置き、両手を組んで胸の前に保持した状態(まだ投球動作には入っていない)から自由な足を一歩後ろに引きながら胸の前で保持したまま、投球したらノーワインドアップ
という事になります。(A)と(D)については私の解釈と一致しますし、たぶん世の中で普通に使われている表現とも一致していると思いますが、(B)と(C)についてはどうも納得がいきません。

 この『わかりやすい公認野球規則』という本、私の手元にあるのは1991年版ですが、1994年版(これが最新版)でもこの部分は全く同じ記述になっているようです。著者の故鈴木美嶺氏は、元規則委員で長年にわたってルール編纂に尽力された方だそうで、それだけに球界への影響力も大きいのでしょう。例えば次に挙げるサイトの記述もこの本が元になっているのではないかという気がします。

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財団法人神奈川県高等学校野球連盟
高校生のための野球規則ABC http://www1.sphere.ne.jp/khbf/abc.htm#Q2
【問10】走者がいる場合、ワインドアップポジションをとった投手が、投球に関連しない動作
   を経てボールを両手で身体の前方で保持し捕手からサインを受け取った。ボークか?。
これに対する回答がこうです。
   軸足を正しく投手板につけたのち、投球に関連しない動作を経て、両手を身体の
   前方で合わせたいわゆるノーワインドアップモーションの投手がその姿勢で捕手か
   らサインを受け取ってもボークではない。
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 投球動作に入る前、捕手からのサインを見るときに、両手を身体の前方で合わせていたらノーワインドアップなんだそうです。納得できますか?

 先に、ワインドアップとワインドアップポジションで書いたように、ワインドアップというのは投球動作そのものを指す言葉です。それと同様に、ノーワインドアップもまた投球動作そのものを指す言葉であるはずです。私の認識では、投球動作に入ったときに、両手を頭上に振りかぶるのがワインドアップ(ワインドアップモーション)、頭上に振りかぶらないのがノーワインドアップ(ノーワインドアップモーション)であって、投球動作に入る前の姿勢(ルールブックで言うところのポジション)とは関係なく、8.01(a)の後段は、あくまでもワインドアップポジションをとったと見なすための十分条件を述べているのだという事です。
 ただ、故鈴木美嶺氏が元規則委員でルール編纂に長い間尽力された方というのが引っかかり、私の認識の方が間違っているのではという不安もあって、コミッショナー事務局内の規則委員宛に質問状を送ってみたのですが、その回答によると、私の認識は正しかったようです。故鈴木美嶺氏の記述は正しいのか誤りなのか?という私の問に対しては、さすがに野球ルール界の功労者の記述をあからさまに間違いだとは言っていませんが、
「著者鈴木美嶺氏(故人)は長年野球規則の編纂に尽くしてきた方です。アマチュアの方に野球規則を詳しく知ってもらおうと分かりやすい説明文を入れたのだと思います。」
という内容の回答で、その記述は誤りだという事が行間から十分に読み取れます。

 先に書いた投球手順にノーワインドアップを加えるとこうなります。

(W)ワインドアップポジションからの投球
   投手板に位置(ワインドアップポジション)→投球動作(ワインドアップ、ノーワインドアップ)
(S)セットポジションからの投球
   投手板に位置→準備動作(ストレッチ:しなくても良い)→完全静止(セットポジション)→投球動作

 本屋に並んでいる技術解説書にも、この投球手順にあてはめて眺めてみると、あれっと思うようななかなか面白いものがあります。

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◆基礎からの野球(宮坂善三著 ナツメ社 2002年)P.107
投球を始める動作は2種類ある。ワインドアップとノーワインドアップだ。セットポジションもあるが、これはノーワインドアップの1種といえる。
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かなり微妙な記述ですね。セットポジションは投球を始める動作ではないので、これをノーワインドアップの1種だというのは明らかに間違いですが、言わんとしているところは、セットポジションから行う投球動作は一般的には振りかぶらずに行うのでノーワインドアップに分類される、という事でしょう。その意味に受け取れば正しいと言って良いと思います。もっともセットポジションから両手を頭上に振りかぶって投球してもかまわないので、あくまでも一般に行われている投球方法についてという条件付ですが。
さらにこの本、ワインドアップとノーワインドアップが図示されているのですが、なんとノーワインドアップはセットポジションからの投球動作が描かれています。まあ間違いじゃないですけれど、技術解説書で普通この絵は持ってこんだろうって感じで、この大胆な態度には興味を覚えます。良いか悪いかは別にして。

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◆野球の基本と練習法(本間正夫著 西東社 2002年)P.20
ピッチャーの起こすモーションには、ワインドアップポジション、ノーワインドアップポジション、セットポジションと3種類ある。
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モーション(動作)にポジション(姿勢)が3種類あるというワケの分からない事を書いてますが、もっと分からないのがノーワインドアップポジション。これって何なんでしょう?こういう得体の知れない記述を読んだ人が、ルールを勉強しようと思ってルールブックを読んだら混乱すること必至です。
ピッチャーが投球動作に入る前の姿勢(ポジション)には2種類あり、それがワインドアップポジションとセットポジション。そしてそこから行う投球動作(モーション)には、大きく分けて両手を頭上に振りかぶるワインドアップと振りかぶらないノーワインドアップの2種類がある。と、こうでなくてはいけません。

 手元にある本だけでもこんなにやらかしてくれてますから、たぶん膨大な数の本がこういう事をやらかしてくれてるのだと思います。本なんてもんは、参考にするのはいいですが鵜呑みにしないことが大切だといういい例でしょう。私の記述にだって誤りがないとは限りませんから、鵜呑みにしないで考えながら読んで下さいね。

 最後に、冒頭で書いた牽制球の事について書いておきます。
(1)ワインドアップポジションからはセットポジションからの場合と同じように牽制球が投げられる。
(2)ワインドアップ(ノーワインドアップ)を始めたら牽制球は投げられない。
という事です。ただしアマチュアでは、ワインドアップポジションから、右投手が3塁へ、左投手が1塁へ、それぞれプレートを外さずに牽制球を投げる事は禁止されていますのでご注意を。


2003年3月11日


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